ネゴシエーター | おしりをつつく、ほっぺをつつく。

ネゴシエーター


 ご近所の仲良しさん方との九州旅行から帰ってきた義父母から

 お土産をいただいた子供たち。


 さて、大喜びのそのものとは


      
          タオルハンカチ


 やっぱりカブトムシ。

 

 あ、どうでもいいことですがね

 ワタシ、よくカブトとクワガタのことをひと括りにして

 カブトムシ、と言ってしまうのですよ。


 だっていちいちカブトとクワガタが……なんて言ってられないもの。


 で、まあ、ものぐさのワタシが カブトムシ(クワガタ含む)発言をするたびに

 子供に叱られます。


 カ ブ ト と ク ワ ガ タ !! ってね。


 わかってるよ、でもどっちでもいいじゃない、と思いながら一応謝って

 で、また過ちを繰り返すわけです。


 というのは置いておいて


 この間ポケモンセンターオオサカで買ってもらったハンカチを押しのけて

 お気に入りランキングのトップに輝いたこのタオルハンカチ、なんですけれども


 さて、君たち、どちらを選ぶんだい?


 幼稚園にもっていくためには記名しなければならないだろう?


 さあ、どっちがどっちにするんだい?


 兄が言う

 「なあ、【子イヌ】ちゃん、どっちにする?」


 おお、さすが兄ちゃん、弟に先に選ばせるのね!えらいえらい!!


 弟が答える

 「青!」


 兄

 「 えー……… 」


 ああ、あなたも青いほうがよかったのね。


 一応、母からの『ふたりで話し合って決めること』というお達しの通り

 ここから長男の必死の説得がはじまるわけです。


 「でもな、でもな、赤のほうが男らしい炎のバトルやで?

  かっこいいで?な?」


 炎のバトルだって!

 

 「ほら、青のやつは寒い水の中やで?寒い寒いって言って死ぬで?

  カブトとクワガタは暑いところが好きなんやで?」


 それでも青がいい、と譲らない次男。

 譲れない長男。


 「ええ~っ?でもな、でもな……(半泣き)」

 「あおがいい!」


 両者1歩も退かず。

 ……まあしょうがないか、なによりもこだわっているムシの話だ。 



 で、お上の判決!!


 『ふたりの名前と組を書いたげるから順番で使いなさいよ』


 2人分の組、氏名を書いたからかなりごちゃごちゃになったけどね。

 まあ、まるく治まったからよしとしましょう。





 え?そんならはじめっからそうしとけばよかったじゃないかって?

 や、それは……その……

 やはり過程ですよ、過程……ね?