さんすうすいすい | おしりをつつく、ほっぺをつつく。

さんすうすいすい



いざッゆとり教育へ。


ということで、ときどき長男にふっかけてみるのです。



数字との触れ合い


たとえば、家族でのドライブ前
車にスタンバっているときなんかにちょいと


「今車の中にママと【子ブタ】と【子イヌ】が乗っています
 パパがトイレから戻ってきたら何人になる?」


とかなんとか、ほんの易しいことをやるわけです。
まあ、お遊びですよね。


でも気まぐれに出題する父ちゃんはちょっと違うよ。
男、ストレート!というかんじで


「2足す3は?」


と、なんとも見も蓋もないかんじで訊く。


そこで定番の手指動員。

回答は


「えっと……2、と、3、で……
 いちにいさんしいご……5!!」


左手でチョキを作り、右手の指を3本立て
そういうふうになりますわねぇ。正解。


はい、続いての出題フロム父


「6足す4は?」



それはまずいんでないかい?


だって多分小1の算数の教科書にも
6個のリンゴと4個のリンゴのイラストつきで
解説されてるはずだもの!


数える実体なしの問題(?)で5を超えたらだめでしょ?

段階踏まないと。

と横からちょいと口出すも、父は高めのハードルを下げませんでした。 



頑張れ長男。


「ええっと……いち、に、さん、し、ご、」



開いた左手を右手の人差し指で数え始める。


5、までキたよ?


さあ、どうする?


どうするの?


開いた指をもう1本戻すか
左手から1本借りるか


「ろく」




カウント6は


ええっ!?そうくるの!!?
斬新!!!目からウロコよお母さん。


と、いうか

指というものは 5本 と 5本。
今まで それ が当たり前だと思っていたんです。


習った、というか、
まるで初めから知っていたような感覚で
当然のように暮らしていたわけですが


手の指計算法(?)って、
ある意味5進数的な考え方が必要だと、改めて。


うん。アレにどこか似てる。



子供の頃は思っていたんです。


そろばんなんて習っても絶対将来使わんし!


ってね。
いやいや、実感しましたね。
そろばん習ったら暗算に強くなるよ。


六番目のカウントに手の平を使うなんて発想
ちょっと感動的ですらあったけれども。