必殺技
以前ちらりと触れたことがあると思うのですが
園児長男と同じのクラスのちょっとやんちゃなお友達。
どうも彼は元気がありあまっているようで
毎日のようにウチの息子は
『今日思いっきりキックされた!』だとか
『なんもしてないのにパンチされた!』などと訴えるのです、私に。
でもってやっぱりそこは…親と、して?
やられたらやりかえせ
と、言ったわけですよ。パンチにはパンチキックにはキック(の鬼)
あら?野蛮かしら?よそのぼっちゃんに手を出せなんて、んま~~!!
と思われる方もいらっしゃると思います。
暴力に対して決して暴力で返してはいけない、と
キリスト教を広めに我が家にやってくるマダムもおっしゃっていました。
でも…そこは!アレよ!男子なのよ!
やり返さなきゃやられっぱなしだっつーことだよ、きっとこれから先も
そういうところに付け込まれてそういうことになるんだ!それじゃいかんのだ!!
少なくともワタシはそう思う!!
しかし!そんなワタシの鼻息もむなしく長男は言うんですよ。
『でもやりかえしたらもっとやってくるもん』
はいそこでワタシ
『そしたらあんたももっとやったらええんよ!』
武闘派!!
『そんなんしたら【おともだち】がかわいそーやん』
『いや、おんなじ痛みを味わわんとわからんこともある!』
『……痛いやん』
あああ、……そうか…そうかそうか。
というわけで、彼の性格を生かして路線を変更してみました。
テーマはずばり【戦意喪失作戦】
その1、
なんかされたら くっさいおなら をしてやれ!!(ごめんなさい)
『うきゃきゃきゃっそんないきなり出んわ~~~!!』
そりゃそうですよね。
その2、
なんかされたら ほっぺに ちゅっ! ってしてやれ!!
『うきゃきゃきゃっいやや~~~!!気持ち悪ーーー!!』
『そこがおもしろいんよ!』
なんかもう面白がっているひどい母親ではありますが
殴った蹴ったなんて殺伐としてるより、ねえ。
長男も面白いという言葉に反応してだんだん乗り気になってきました。
『わかった、じゃあ こう するわ!』
言いながら示したのは
投げキッス!!!(妥協案)
ああ、それいいじゃないか!
しかも本人ノリノリついでに弟もノリノリ。
投げキッス飛び交うダイニング。
で、その日がくるのをうきうきと待っていたのですが
作戦実行後の相手の行動は
『きゃーーーーーーーーっ!って逃げていったわ!!』
大成功じゃないか!!
ママ凄い!の大絶賛よ、もう!
でもね、ある意味奇襲であるこの作戦の最大の弱点は何度も通用しないこと、なんです。
次の手を考えないと!